フィリピンの中にある都市で、一番大きな都市はマニラです。よくメトロマニラという言い方をされます。メトロマニラは、16の市と1つの町で構成されており、東京23区よりも若干大きく、人口は約1,186万人となっています。言語はタガログ語が話されており、このタガログ語は、セブで話されているセブアノ語とはまた別の言語となります。

マニラとセブの違いは何なのか、そして、マニラの良いところは何なのでしょうか。
今回は、マニラについて簡単にご紹介します。

メトロマニラとは

メトロマニラは下記の16の市と1つの町で構成されています。

<メトロマニラの都市>

  • ケソン市(Quezon City)
  • マニラ市(Manila)
  • カロオカン市(Caloocan)
  • パシッグ市(Pasig)
  • ヴァレンズエラ市(Valenzuela)
  • タギッグ市(Taguig)
  • ラスピニャス市(Las Piñas)
  • パラニャーケ市(Parañaque)
  • マカティ市(Makati)
  • マリキナ市(Marikina)
  • モンテンルパ市(Muntinlupa)
  • パサイ市(Pasay)
  • マラボン市(Malabon)
  • マンダルーヨン(Mandaluyong)
  • サンフアン(San Juan)
  • ナヴォタス市(Navotas)
  • パテロス町(Pateros)

日本人旅行客がよく聞く市の名前は、マニラ、マカティ、パサイあたりかと思います。
マニラ市には何があるかというと、カラオケ街があり、夜遊びを目的とした外国人観光客が集まる街となっています。また、イントラムロスという16世紀にスペイン人によって建設された城郭都市があり、スペイン風の街並みが残っていることから、観光地としても有名です。マニラ市は、観光名所が固まっている市でもあります。

マカティ市には何があるかというと、非常に多くのショッピングモールが集まっています。「グロリエッタ」「グリーンベルト」「シューマート」「ランドマーク」といったモールが固まっています。近い場所にショッピングモールが集まっていることから、モールからモールに渡り歩くモールホッピングをするフィリピン人が多いです。

パサイ市には何があるかというと、有名な大型ショッピングモールの「モールオブアジア」があります。このショッピングモールは観光コースにも組み込まれていることがあるので、多くの外国人観光客が訪れる場所として知られています。

タガログ語が話されるマニラ

フィリピンの公用語はタガログ語となっています。セブはセブアノ語が話されていますが、学校でタガログ語を習うので、セブの人たちはタガログ語を理解しています。

フィリピンといえば、英語が通じる国としてのイメージがありますが、タガログ語圏の人たちは、意外にも英語を話せない人が多くなっています。テレビもすべてタガログ語で、英語に触れる機会は、セブの人たちに比べると少ないのかもしれません。ショッピングモールなどはもちろん英語は普通に通じますが、あまり外国人が住んでいないような地域の人たちと話すときは、英語が通じないことが多々あります。

治安の悪いイメージのマニラ

日本人の中で、「マニラ」と聞くと「治安が悪い」というイメージを持つ方も多いと思います。私は、約7か月間マニラに住んだことがありますが、危ない目に合ったことはありませんが、治安は悪いといった印象は受けます。特に、子供によるひったくり、強盗(ホールドアップ)の発生件数が多く、街中を歩くときは注意が必要になります。移動はタクシーなどを利用する方がいいでしょう。しかし、タクシーも油断ができません。タクシーにぼったくられる被害は、マニラでもかなり発生しています。最近は、日本でも利用されているUberタクシーとほぼ同じ「GRABタクシー」というものがフィリピンでも利用されており、予約時に行先までの料金がわかり、ぼったくられる心配もないので、こちらを利用することをお勧めします。

セブとマニラの違い

セブとマニラの違いは、圧倒的に「便利さ」となります。マニラのほうがダントツで便利な街なのです。セブではコンビニを見つけるのに苦労する場所もありますが、マニラだと100メートル圏内に数件のコンビニがあったりします。夜中に何かを買いに行くにも、コンビニがあれば24時間利用できます。
また、セブでは品物が無かったりすると、「マニラからの取り寄せとなる」といわれることがあります。このことからマニラはセブよりも物が多くあることが分かります。

セブの良いところは、山や海がすぐ近くにあることです。マニラにもマニラ湾という海がありますが、水質に問題があるので泳ぐことができません。しかし、セブにはきれいな海がセブ市から30分圏内にあります。セブ市のすぐ裏には山もあります。マニラできれいな海に行くとなると、車で渋滞の中、何時間もかけて移動しなければなりません。

マニラとセブのどちらが住みやすいかという質問をされた時、「便利さ」を取るか「自然」を取るかといった選択になるかと思います。

まとめ

上記のようにマニラについて紹介をしてきました。マニラは東京のような大都市であること、タガログ語が話されておりセブとは言語が違うこと、治安の面で心配な部分があること、非常に便利な街であることです。

多くの日本人もマニラに住んでおり、日本人のネットワークもあると聞いています。また、マニラ在住者向けの日本語新聞である「マニラ新聞」というものも発行されています。
マニラの日本人在住者に話を聞くと、フィリピン人はセブのほうがおっとりしているが、セブよりも断然マニラのほうが便利と言います。フィリピンへの移住を考えたときなど、不便さを感じたくない人は、セブよりもマニラに住んだほうがいいのかもしれませんね。

(Endo)