オフショア委託時のポイント
オフショア委託が初めてという企業様や、そもそも海外に渡航したことが無いといったご担当者様もおられるかもしれません。
海外へのITアウトソーシング・BPOとなると心理的なハードルは高いかもしれませんが、基本は国内でのITアウトソーシング・BPOと何ら変わりませんので、ポイントを押さえて頂ければ大丈夫です。
弊社の長年の経験や実体験から得たノウハウや、オフショア委託にまつわる一般論について、「オフショア委託時のポイント」という形で次の5つにまとめました。
「ITアウトソーシング・BPO」オフショアとニアショアの違いも併せてご覧下さい。
1. カントリーリスクを考える
皆様がプロジェクトや案件をオフショア委託をするということは、あたりまえの話ですが、実際の業務は国外で行われ、言葉も文化も異なる現地人が実施します。
実は、言葉の違いよりもさらに大きな問題として、「日本人だったら普通こうだよね」という、日本では常識と考えるようなことが海外では通用しないという事が背景にあります。具体的には、商習慣の違いや国民性などからくる価値観の違いによりますが、それらのギャップをどれだけ埋めることが出来るかが、オフショア拠点を運営する企業の腕のみせどころとなります。
ただし、政治がらみの内容や天変地異など、委託先の企業努力では到底解決できないレベルのリスクが、一般的に「カントリーリスク」と呼ばれます。
ちなみに、オフショア委託においてよく聞く一般的なトラブルは、次のようなものと思いますが、カントリーリスクとはまだ言えないレベルの内容です。
2. コミュニケーションギャップを埋める
オフショア委託をする、ということは、海外企業と接点を持つことになりますので、異文化との接触は避けて通ることができません。従って、日本国内企業への委託をうまく進めることができる方や、日本人のみで構成されたプロジェクトチームや組織でうまく業務を進めることが出来る方であっても、独特の感覚にてこずる、といった事をよく聞きます。
プロジェクトや業務を進める際に、非常に重要な要素として「コミュニケーション」が存在することは皆様ご承知の通りかと存じます。日本人同士でも色々とてこずる経験をお持ちの方は多いかと思いますが、オフショア委託の際、どこかで必ず外国人とのコミュニケーションが発生するので、日本人同士よりもコミュニケーションギャップが大きいことはご理解頂けると思います。
外国籍の人とコミュニケーションを取る際のキ―ファクタとして、よく言われるのが次の2点になると思います。
3. プロジェクト体制と価格を検討する
オフショア委託を成功させた場合、得られる一番のメリットは「コスト削減」とお考えの方が多いのではないでしょうか。ではどれぐらい安くなるのでしょうか?
実は、必ず安くなるわけではなく、逆にコストが高くつくことも十分ありえます。それを左右することになる要素は、「委託先企業」と「委託案件の内容」が大きなウェイトを占めますが、そもそも、オフショア委託に向かない案件というものも存在します。
さらに、オフショア委託は「早い・うまい・安い」というイメージがあるかもしれませんが、決してあてはまりません。その理由は次の通りとなります。
4. サイバーテックの取り組み
サイバーテック セブITアウトソーシングセンターは、英語が公用語であるフィリピン第二の都市・セブシティに2006年設立いたしました。
現在は、主に日本国内の教育サービス企業様・出版業様から、ドキュメントやコンテンツに関する様々なご相談を頂き、最適なソリューションをご提供致しております。
当社の方針は、「日本人による日本人のためのオフショア」として、日本国内のお客様に高品質の「ITアウトソーシング・BPO」サービスをご提供し続けることにあります。具体的には以下の取り組みを実施しております。
5. 5つの特徴
6. 「ITアウトソーシング・BPO」プロジェクトの流れ
セブITアウトソーシングセンターでは、要件の内容やお客様のご要望に応じた形で柔軟にプロジェクトを進めさせていただいております。
こちらでは、以下の2種類のITアウトソーシング・BPOを例としてご案内いたします。
- HTMLコーディング、Webサイト構築、CMS導入の場合
- 動画や画像のデータ変換・加工・チェック、英語サポート・デジタルBPOサービスの場合
7. Backlogを使用するメリット
ITアウトソーシング・BPOやラボ型開発といったプロジェクトを進める上で、必要となるコミュニケーションはメールやスカイプなどでも行えますが、より強力にプロジェクトを推進するツールとして、サイバーテック セブITアウトソーシングセンターでは「Backlog」を推奨しております。
Backlogとは、インターネット上でプロジェクトを管理することができる、プロジェクト管理ツールです。以下がBacklogを使用する上でのメリットです。