自社オフショア拠点の設立には、オフショア委託ノウハウにくわえ、現地文化の把握や現地人エンジニアの労務管理・法制度など、様々なリスクが存在し、対処するノウハウも必要となります。
サイバーテック セブITアウトソーシングセンターでは、通常のオフショア委託を開始いただく場合はもちろんのこと、自社オフショア拠点の設立を検討されている皆様方に対しても、トライアルによるスモールスタートから開始いただき、最終的にラボ契約による要員確保を実施頂くことを推奨しております。
サイバーテックは、以下のような様々な観点から、「ITアウトソーシング・BPO」サービスにてオフショア委託を頂く際にはラボ契約形式を推奨しております。むろん、当初はラボ契約形式ではなく、ミニマムボリュームによるトライアルからスタート頂くことも可能です。
ラボ契約のメリットとは
最大のメリット!開発経費が削減できる
「セブ島にエンジニアがいるの?」とよく聞かれます。しかしながら、フィリピンは9000万人の人口を有する、東南アジアではインドネシアに次ぐ人口の多い国であり、その中でもセブシティは首都マニラに次ぐ都市であり、情報系(Computer Science)学科を有する大学は11校あります。サイバーテック セブITアウトソーシングセンターは全員情報系出身者で構成されていますので、技術力の高さは折り紙つきです。しかもそのような優秀なエンジニアの人件費が日本に比べると圧倒的に安く、開発経費の中でも最も占有率を占める人件費を大幅に削減することができます。
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安いだけではない!国民性も最適な理由
どこの国でも同じですが、フィリピン人の国民性は日本人の価値観から見て良い点と悪い点があります。悪い点を言えば時間にルーズだったり、おおらかな部分が多かったり、詰めが甘かったりと…。しかし良い点は何よりも「ラテン系で笑顔が素敵」というところでしょうか。とにかく一緒に仕事がしやすく、仕事を進める上で深刻な原因となる対立が生まれることがほとんどありません。また先ほど述べたように優秀な人材の確保も容易です。
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弱点をカバーする!現地駐在の日本人マネージャー
フィリピン人特有の国民性や日本とのコミュニケーションロスを防ぐため、サイバーテック セブITアウトソーシングセンターではフィリピン人エンジニアをマネージメントするのは全員日本人マネージャとなります。さらに品質チェックも日本人マネージャとは別に日本人による品質管理チームが存在し、複数の日本人の視点でプロジェクト管理~品質管理を徹底しております。
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中・長期的な契約がもたらす様々なメリット
オフショア ラボ契約というサービス形態は通常の契約よりも長い期間での契約になりますので、業務に携わるエンジニアの習熟度がどんどん高まり、お客様の業務効率向上に寄与することが可能となります。推奨するプランとしては、当初数カ月は日本から駐在員を派遣頂き、実際の業務移管を行って頂いた後、セブITアウトソーシングセンターの現地駐在日本人マネージャによる運営スタイルに移行頂く形ですが、案件内容や諸般のご事情もあるかと思います。実際はそういったお客様も多く、渡航無しでも、スカイプによる会議とBacklogなどのタスク管理ツールを併用することにより、プロジェクトを進める事も可能です。
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ITアウトソーシング・デジタルBPOが自社拠点開設よりも有利な点
フィリピンに限らず新興国の労働に関する法制度は、工場での勤務がベースとなっているため、労務関連の問題が多発します。またそれなりの業務量が定常的に発生する状況でないと、マネージャ+現地エンジニアの給与その他の費用が長期的に見た場合、ペイしない状況が生まれます。例えばシステムインテグレータが海外委託する際の目安は月間15~20人月以上のプロジェクトと言われており、しかも一度開設したら撤退しにくい海外での自社拠点開設は非常にリスクが高いことがご理解頂けると思います。その点、オフショア ラボ契約であれば、面倒な手続きや労務問題などをはじめ、現地特有の法制度などの知識は不要で、現地日本人マネージャと共同で委託業務の内容や進捗管理などに携わっていただくだけで大丈夫です。拠点運営に求められる様々な「業務外」のわずらわしさから逃れることができますので、余計な事を考えなくても良い分、オフショア委託の成功確率もグンと高まります。