ボホール島とは
ボホール島は、セブ島から約350名が乗船できる高速艇で約2時間の距離にある、フィリピンで10番目に大きな島です。ボホール島には、きれいなビーチ、たくさんのビーチリゾート、そして、多くの観光名所があり、フィリピン観光省が世界に向けて注目の観光地として大売り出しの島なのです。
ボホール島の一番大きな街はタグビラランというところで、セブの街とは違い、ビルディングのネオンなど華やかさはなく、静かな田舎町といったイメージです。
定番のボホール島観光は、どんな感じなのか
今回は、そんなボホール島の代表的な観光名所をいくつか紹介しようと思います。ボホール島にはあまり興味がない男性と、観光大好きな女性の視点だと、ボホール島の観光名所はどのように映るのでしょう。旅行会社で申し込みをした「ボホール島観光ツアー」を通して彼らの言動などをイメージしてみました。
今回の主人公は男女の若いカップルで、女性は観光にノリノリ、しかし、男性は観光には興味がなく渋々女性に付いていくことになっており、そして、彼らはマクタン島のビーチリゾートに宿泊をしているという設定とします。
●ボホール島行きの船に乗るためセブの港へ。
ボホール島観光は出発時間が早いです。マクタン島のリゾートを6時30分頃には出発しなければなりません。向かう先は車で約45分の距離にあるセブ島の港です。しかし、近年、渋滞が酷くなっており、ホテル出発時間は早めに設定されています。ボホール島へ向かう高速艇の出港は9時15分頃。出港時間の1時間前までにはチェックインを済ませる必要があるのです。
下記、宿泊リゾートからボホール島観光出発直前の様子。
- 朝から張り切っている様子。ガイドブックを片手に半分興奮状態。
- 何とか早起きをしたが、もっと寝ていたいのが本音。
フィリピン人の日本語ガイドがリゾートに迎えに来てくれます。そして、ワゴン車に乗り、高速艇乗り場の港へ向け出発します。
下記、車中の様子。
- ガイドブックを読みながらボホール島の観光名所をお勉強。
- 車中は爆睡。
●セブの港からボホール島へ。
セブの港に到着し、ボホール島行きの高速艇のチェックインを済ませます。宿泊リゾートから港まで送ってくれたガイドは一緒に乗船しません。ボホール島に到着したらボホール島の日本語ガイドが待っていると言って去っていきます。
屋内の待合室は広々としておりベンチもたくさんあります。土産物屋もあり、ちょっとした食事もできるようになっています。
- 早速、待合室にあるお土産屋を見に行く。
- ベンチでゆっくり座っていたいがそうもいかず、女性のお土産屋見物に同行。
高速艇の乗船時間となり、船内へ。
船内の席はすべて指定席となっており、チケットに座席番号が記載されているので、その番号の書かれた席に座ります。指定の席は窓際だったので、窓側の席に女性が座り、その隣に男性が座りました。※座席の指定はできません
船が出航すると、船内では映画が上映されます。もちろん、日本語字幕はありません。船内はエアコンが効きすぎており、時間が経つにつれて寒くなってきます。※上着を持参することをお勧めします。
- 窓から見る景色を見ながら、これから始まる観光に期待感が膨らんでいる様子。
- リゾートから港までの車中で寝てしまい、眠くないので映画を観ることに。
ボホール島に到着し下船します。周りの人たちの流れについていき、ボホール島側のガイドと会うことができました。そして、ワゴン車に乗りボホール島観光へ出発します。
●ボホール島観光地
【血盟記念碑】
1565年にスペイン初代総督レガスピと、ボホール島酋長シカトナが友好の証として血の杯を交わした様子の記念碑です。
- 記念碑の後ろに見える海の綺麗さに感動。記念碑はどうでも良い感じ。
- 一切興味なし。ガイドの説明は一切耳に入らない。
【バクラヨン教会】
フィリピンにある最も古い教会の1つです。
- 礼拝堂の神秘的な綺麗さを写真に撮りまくる。
- タイムスリップをしたような感覚になり、教会内を若干見入る。
【ロボック川のクルージング】
手つかずの自然の中を屋形船のような船で、ブッフェスタイルのランチを食べながらクルージング。クルージング中はフィリピン人のシンガーによる歌が披露され、クルージングを盛り立てます。
- ジャングルのような川や木々を見て感動。外国にいることをしみじみ実感する。
- 食事を堪能し、ビールを飲みながらリラックス。心地よさに満足。
【ターシャ】
霊長類最小のメガネザルの一種で、ターシャを保護している場所を訪問します。
- 男性の腕を引っ張りながら「かわいい」を連発。
- 最初は初めて見るターシャに興味を示すが、女性よりも飽きるのが早い。
【チョコレートヒル】
チョコレートヒルは、ボホール島の中央に位置する円錐形の小丘群で約1,776個連なってできています。乾季に丘を覆っていた緑の草が茶色に変わり、まるでチョコレートのようだったことから「チョコレートヒル」と呼ばれるようになりました。
チョコレートヒルにある100段ほどの階段を上っていくと展望台があり、そこからチョコレートヒルの小丘群が一望できます。
- 展望台から見るチョコレートヒルの景色に感動。景色をバックに男性とのツーショット記念写真を撮りまくる。
- 展望台からの景色に驚き、じっくりと景色を見る。
チョコレートヒルの観光を終えると、セブ島に帰るため、港へ向け出発。港までは約1時間の道のりです。
下記、港へ向かう車中の様子。
- 爆睡
●ボホールの港に到着。
17時頃港に到着。セブ行きの高速艇は18時30分頃の出発です。船のチェックインを済ませて待合室で乗船時間を待ちます。ボホール島ガイドとはここでお別れです。
下記、待合室での様子。
- 女性と男性は、待合室にある売店にてお菓子を買い、食べながら待機。ここで観光の感想などが二人の間で語られる。
高速艇に乗船し、セブへ。
下記、船内での様子。
- 爆睡
●セブに到着。
20時30分頃セブに到着。下船し、周りの人の流れに沿って進んでいくと、セブのガイドと無事合流です。ガイドと共にワゴンに乗車し、宿泊先のリゾートへ向け出発。
下記、リゾートへ帰る途中の車中の様子。
- ボホール島の感想をガイドに話し、ガイドと二人で車中盛り上がる。
- 女性とガイドの会話を聞き、たまに聞かれるガイドからの質問に回答。
●リゾートに到着。
渋滞もあり、リゾートには22時頃の到着です。そして、ガイドと別れて自分たちの部屋に。
下記、男女が部屋についた直後の会話。
- 第一声は「疲れたー」
- 第一声は「飯どうする?」(お腹がすいた模様)
考察
女性はボホール島観光を出発前から楽しみにしていたので、ボホールの観光箇所全てが新鮮に映り、大満足したと思われます。特に女性の記憶に残っているのはターシャとチョコレートヒルかと思います。
男性はボホール島観光に興味が無い様子でしたが、ロボック川のクルージングとチョコレートヒルには興味を示しました。
このボホール島観光は、全く興味のない人でも楽しめる要素があるということが言えるかと思います。コロナ禍の終了後、ボホール島に訪れてみてはいかがでしょうか。
(Endo)