セブは日本人が生活しやすい

セブには多くの日本人が暮らしています。最近では海外移住先として注目を集めていることから、比較的日本人には親しみやすい場所ではないでしょうか。サイバーテックのオフショア拠点「セブITアウトソーシングセンター」を含め、セブには多くの日系企業が進出しています。とはいえ、海外なので文化も価値観も何もかもが違っていて、日本には無い魅力がセブにはたくさんあります。もちろん不便なところも沢山ありますが。

語学留学先やリゾート地として有名なフィリピンのセブですが、実際に住んでみないとわからないメリットがたくさんあります。今回は長年住んでみて実感した、セブで生活するメリットを5つご紹介します。

生活費が安い

物価が安いことは、セブに来たことがない人でもイメージがしやすいメリットだと思います。セブも他の東南アジア諸国と同様に物価が安いです。実際にセブで生活していると、体感は日本のおよそ半分ぐらいですが、実はものによっては日本と値段が同じくらいのものや、高く付くものもあります。

セブでの生活で、最も物価の安さを感じられるのが食品です。食品が安いので外食も安く済みます。場所にもよりますが毎日外食してもそれほど高くないので、自炊しなくても普通に暮らしていけます。サイバーテックセブITアウトソーシングセンターの近くにあるローカルレストランはランチで約130円ほどです。ただ、日本食レストランなどの海外系の飲食店は日本に比べても割高な印象です。

交通機関は日本に比べると非常に割安で、タクシーの初乗りが約90円、ジプニーやバスが約17円と気軽に利用できる料金です。

また、輸入品は基本的に高くなります。日本では安いことで知られているユニクロもセブでは1.5~2倍くらいの値段なので日本で買うほうがお得です。パソコンやスマホなどの精密機器も割高なので日本でそろえることをお勧めします。

常夏

一年を通して過ごしやすい気候なのも、セブで生活する大きなメリットです。フィリピン全体が島国で日本よりも赤道に近いことから、セブは年間を通して夏の気候であり、日本のようにはっきりとした四季がありません。

セブには乾季と雨季の二つのシーズンがあり、12月~5月が乾季、6月~11月が雨季といわれています。寒暖差はほぼ無く、知らなければどこからが乾季でどこからが雨季なのか気が付かないほどです。気温の変化がないので、1年を通して半袖半ズボンで快適に過ごせます。冬服を着る必要が全くないので、服にお金がかからないのもセブで生活するメリットです。ただ、エアコンの効いた屋内は温度設定が低く、人によっては肌寒く感じることもあります。サイバーテックセブITアウトソーシングセンターのスタッフは、薄手のパーカーを持参している人が多いです。

日系企業が多い

冒頭で、セブには多くの日本人が暮らしていると述べましたが、その理由に数多くの日系企業がセブに拠点を持っていることが挙げられます。セブはマニラに次いで2番目に日系企業が集まっている地域で、日本貿易振興機構が2018年に行った調査によると、100社以上の日系企業がセブに進出しています。

他の国や地域に比べて日本人向けの求人が豊富で、仕事を見つけやすいので移住するのが比較的簡単です。セブで日本人を募集している主な業種は、コールセンター、語学学校スタッフ、旅行系、ダイビングスタッフ、IT系などです。

花粉症の心配がない

私自身が重度の花粉症なので、日本に住んでいる頃は毎年春になると症状に悩まされていました。セブには花粉症の原因となる杉やヒノキがそもそも自生していません。日本で花粉症に悩まされていた人でも1年中快適に過ごせます。

日本が近い

海外で長期間生活していると、時々日本に里帰りしたくなります。セブには東京、大阪、名古屋から直行便が出ており、約4.5時間で到着します。東京から博多まで新幹線で行くのと同じくらいの感覚です。長期休暇や年末年始に帰国する際はとても便利です。

また、セブと日本の時差はマイナス1時間です。日本と行き来する時に時差ボケもなく、仕事やプライベートで日本とやり取りに支障が無いのも大きなメリットです。

(Iwabuchi)