2020年、年が明けるとほぼ同時に新型コロナウイルスの存在が明らかになりはじめ、3月現在では中国、アジア諸国だけではなく、イラン、イタリア、アメリカなど世界中が新型コロナウイルスの危機にさらされています。

日本でも患者数の増加や、経済的打撃など新型ウイルスが猛威をふるっていますが、フィリピンでも新型ウイルスの影響がだんだんと大きくなってきています。サイバーテックセブITアウトソーシングセンターでは、お客様からアウトソースしていただいた業務を通常通り実施しており、現状では新型ウイルスによる大きな変化はありません。しかし、セブの英会話学校や、宿泊施設などの観光業ではセブへの渡航をキャンセルする人も多く、街中も人が少なくなってきており、新型ウイルスによる影響を身近に感じるようになりました。

今回は新型コロナウイルスにより3月17日現在、セブでどのようなことが起こっているのか、人々の生活はどうなっているのか、などをお伝えします。

1. 夜間外出禁止令

3月17日から30日間、午後10時から午前5時までの夜間外出を禁止するガイドラインが施行されました。30日間というのは暫定的なため、状況に応じて延長される可能性が高いと思われます。外出禁止に伴い、レストランや商業施設も短縮営業を実施し遅くても夜9時には閉店します。

2. セブマクタン空港へ到着する国際線の乗客は14日間の検疫が必須

3月17日から国際便でマクタンセブ国際空港に到着する乗客は、新型ウイルス(COVID-19)の拡散対策として14日間の検疫を受けることが決められました。検疫施設は政府が指定した施設に限定され、滞在費はすべて個人の自費負担となります。

3. 他州(フィリピン国内)からセブ州への入域を制限

3月15日から段階的に空路、海路ともにフィリピン国内からのセブへの入域を制限しています。セブに比較的近く、感染拡大のリスクが高い都市から制限が始まっており、最終的には国内すべての地域からセブ州への入域を制限していくとのこと。現在セブにいる人々は他州へ出ることはできますが、他州からの入域が制限されている間はセブに住居がある人でも戻ることは難しいようです。

4. 語学学校は休校

TESDA(フィリピン共和国における専門的教育と技術の向上機関)からの通達により、首都マニラだけでなく、セブでもあらゆる施設の停止が決定され、語学学校も休校となってしまいました。政府機関からは3月28日までの休校が要請されていますが、こちらも延長される恐れがあり、いつもは留学生でにぎわう界隈も人通りが少なくなっています。

5. 観光地や映画館の休業

ジンベイザメと泳げることで有名なオスロブをはじめとし、大自然の中でのキャニオリングが人気のカワサン滝、ホワイトサンドビーチが素敵なスミロン島など、ふだんは多くの人を魅了する観光地が続々と休業しています。島自体の閉鎖が行われている所も多く、セブから気軽に行けるボホール島やカオハガン島なども入島することができません。また、セブ州知事により映画館、スポーツジム、博物館、スポーツセンター等も閉鎖する政令が出されています。

6. モールやオフィスビルの入り口では検温とアルコール消毒を実施

セブの人々もなるべく人混みを避けるようにしているのは日本と同様ですが、会社への出勤や生活用品の買い出しなどで出かけることもあります。そういった人が集まるような建物の入り口には必ず警備員が検温器をもって常駐しており、入館するすべての人の検温を実施しています。また手指用のアルコール消毒液も常備されており、入館時には手指を消毒するよう指示されます。

以上、セブでの新型ウイルスによる影響の一部でした。

参考
- 在フィリピン日本大使館:https://www.ph.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00031.html
- TESDA:https://www.tesda.gov.ph/
- Philippine News Agency:https://www.pna.gov.ph/articles/1096679
- Cebu Daily News:https://cebudailynews.inquirer.net/294366/cebu-expands-quarantine-protocols-to-all-intl-arrivals

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セブのITアウトソーシングセンターではどんなことをやっているのだろう、こんなこともアウトソースできるのかな、などといった疑問にお答えするため、セブのオフショアセンターで行っている案件を紹介します。

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複数年弊社にご依頼いただいているお客様で、セブのアウトソーシングセンターにてお客様のWEBサイトのページ作成を代行しています。お客様独自のCMSやテンプレートを用い、いただいた指示書に沿ってWEBページの新規作成、編集、公開依頼、公開後チェックまで行っております。
作業はフィリピン人が行いますが、コンテンツ内容はもちろん、指示書も英語ではなく日本語でいただいています。

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(Emi)