オフショアとニアショアの違い
ニアショア(ニアショアリングとも呼ばれます)は、オフショア(海外委託)と異なり、一般的に国内の地方企業に様々なアウトソーシングを委託することを指します。語源は、恐らく海外よりも近い、という意味合いから登場したと思われます。
一般的なパターンは、物価の高い大都市圏から、物価の安いエリアへの委託が大半です。委託先は、沖縄や北海道のように、距離が遠い場所や、交通の便が悪いエリア(いわゆる「陸の孤島」と呼ばれる地域)が多いようですが、いずれも地域物価の安さが第一の理由となっているようです。オフショアとニアショアの違いは、表でまとめると以下の通りとなります。
オフショアとニアショアの長所と短所
長所 | 短所 | |
---|---|---|
オフショア |
|
|
ニアショア |
|
|
オフショア | 長所 |
|
短所 |
|
---|---|---|---|---|
ニアショア | 長所 |
|
短所 |
|
オフショア委託のポイントは以下の通りです。
「オフショア委託が初めての方へ」
ニアショア委託の理由として、何らかの事情で国外に委託内容や資料を持ち出すことが不可能という場合があります。また、過去にオフショア委託で失敗した経験があると、オフショア委託よりもニアショアの方がリターンは少ないけれどもリスクも少ないと判断される場合も多いようです。
ただし、上記のような理由以前に、
「オフショア」=海外なのでなんとなく不安
というイメージを持たれている方が大半ではないでしょうか。これは大陸文化ではなく島国文化として成り立っている日本の特性でもあるのですが、こうした心理面においても、オフショア委託にはそれなりのハードルが存在するのも事実です。そのような場合、例えばオフショア委託を見据えて、まずはニアショアでお試し頂く、という選択肢もあるのではないでしょうか。
サイバーテック沖縄とは?
サイバーテック沖縄は、ITアウトソーシング・デジタルBPOやラボ型開発を実施する自社オフショア拠点(フィリピン・セブITアウトソーシングセンター)で行っている、日本人が実施する業務のサポートや、日本人による品質チェック業務などを実施する目的で、2016年1月18日に沖縄県名護市に設立された子会社となります。
現在はセブITアウトソーシングセンターの支援だけではなく、日本国内である強みを活かした「日本語コンテンツに付随するメタデータの作成」や、Webサイト制作などに取り組んでおります。
サイバーテック沖縄 概要
- 名称:
- 合同会社サイバーテック沖縄
- 住所:
- 沖縄県国頭郡国頭村辺土名119-6 HENTONA LOUNGE105
- 業務内容:
- Webサイト制作・XMLやHTMLデータの作成・データ入力・構造化文書の作成など
- 業務開始日:
- 2016年2月1日
サイバーテック沖縄は、沖縄県名護市のビジネスインキュベーション事業制度の審査を通過して設立されました。稲嶺 名護市長からは、以下のエンドースを頂いております。
サイバーテックは、自社オフショア拠点・自社ニアショア拠点の両方を有するグループとして、皆様方がお持ちのドキュメント・コンテンツを最大限活用出来る最適なソリューションを提供してゆきます。