薄型軽量で電気的に表示内容を書き換えられる表示媒体のこと。紙と似た高い視認性を持ち、太陽光の下でも表示された文字を読むことができる。タブレットよりも目が疲れにくく、消費電力が低いため充電を頻繁に行わなくてもよい。また、視野角が広いため、本物の紙と同じように斜めの角度からでも読むことができる。

1970年代に米国ゼロックス社によって最初の電子ペーパーが開発された。現在では凸版や大日本印刷なども加わり、国内外のメーカーが独自に開発を進めている。電子書籍リーダーや模様の変わる壁紙、スニーカー、時計などが製品化され販売されているが、まだ高価なため一般には普及していない。今後は低価格化が望まれる製品である。