リゾートの目の前がダイビングポイント

フィリピンは、きれいな海に囲まれている7,000以上の島から成り立っている国です。
パンデミック以前は、毎年多くの外国人観光客がこのフィリピンを訪れていました。中でもセブは、フィリピンを代表するリゾート地の一つで、ダイビングのメッカとしても知られており、外国人旅行客にも人気がある地域です。

リゾートホテルが海沿いに立ち並んでいるマクタン島エリアには、多くのダイビングスポットがあります。
他の国ですと、ボートに乗って2時間くらい行った場所にダイビングポイントがあるというところも多くありますが、セブのマクタン島は、リゾートの目の前がダイビングポイントになっているので、移動に時間がかかりません。このようなエリアは、世界でもあまりないようです。

もちろん、船で少し遠出をしても、たくさんのダイビングポイントに行くことができます。
船に酔いやすく、長時間船に乗るのが苦手という方でも、移動時間が短いマクタン島でのダイビングはお勧めです。

まずは体験ダイビングから

ダイビングを少しでもやってみたいなと思ったら、体験ダイビングをお勧めします。

ダイビングライセンスを取りたいけど、せっかくリゾート気分を満喫しにセブに来たのに、リゾートに来てまで勉強なんかしたくないと思っている方もいるかもしれません。
体験ダイビングは15分ほどレクチャーを受ければ、ダイビングをすることができるのです。
ライセンスを取得するためのライセンスコースは勉強をしなければなりませんが、体験ダイビングは、ダイビングの注意点を聞き、ちょっと練習すればできるようになります。ダイビングインストラクターが一緒に海に潜りますから安心してダイビングを楽しむことができます。

セブのマクタン島には、日本人が経営しているダイビングショップも多くありますので、言葉に不安がある方は、日本人経営のダイビングショップで体験ダイビングをされるといいと思います。

ダイビングではどのような魚がみられるのか

体験ダイビングは、それほど深く潜ることはありません。
だいたい水深3~5メートルくらいのところで行います。このような比較的浅い水深でもたくさんの魚を見ることができます。ダイビングポイントによっては、魚の種類も変わってきます。サンゴがあるところにはカラフルな色の魚が多く群がっており、海藻が生い茂っているところでは、海藻の色と同じような色をした魚たちが多くいます。

マクタン島の浅瀬では、大型の魚と出会うことはほとんどありません。大型の魚は臆病なので深いところに生息しており、体験ダイビング中は大型の魚を見かけることはないと思います。

サメに出会うのではないかと思う方もいるかもしれません。映画「ジョーズ」の影響か、サメに襲われたらどうしようと心配する方が結構いるのですが、サメはある程度深い水深のところに生息しているようで、サメに出会うことはほぼありません。万が一サメを見かけても、サメの方が人間を怖がっていますので襲ってくるようなことはしません。サメの方が逃げていきます。

海の中は、非常に綺麗です。スノーケリングでは、自分の下にいる魚を見ることができますが、ダイビングでは、自分と同じ目線や、自分より上に魚がいたりするので、陸上とは違った世界を体験することができます。
初めてダイビングをする方は感動すること間違いありません。

アフターコロナとダイビング

パンデミック終了後は、ダイビングをするために多くの観光客がまたセブを訪れるようになるでしょう。

海の中は、パンデミックの前と後で特に変化はないとは思いますが、パンデミック中は、あまりダイビング客がいなかったため、人間のダイバーを怖がって隠れていた魚たちや、そのほかの生き物たちが出てきている可能性はあります。ひょっとしたら、珍しい魚なども新たにみられるかもしれません。

2021年12月にセブを襲った台風の影響で、海の中もかなり荒れてしまっているかとは思いますが、魚はたくさん見ることができるでしょう。

(endo)