12月といえばクリスマスと年の瀬でなにかと忙しい月です。1年中が夏気温のフィリピンでは、12月ということを肌で感じることはなかなかできませんが、お祭りやイベントは盛大に行うのがフィリピン流。クリスマスと年越しは1年で1番力を入れるイベントです。

しかし、実はフィリピンでは日常的なことが日本人からすると「えっ!?」と驚いてしまうようなこともたくさんあります。今回はそんな12月のフィリピンでのあるあるを紹介します。

1. クリスマスプレゼントはツリーの下に集合

フィリピンでは子どもやカップルだけでなく、友人同士や家族内でもプレゼント交換をするのが基本のため、家族分のプレゼントを事前に用意しておきます。また、サンタクロースがプレゼントをくれる、という概念がないため、小さい子どもたちへのプレゼントも25日が近くなると大人たちによって準備され、家に飾ってあるツリーの下に置いておきます。基本大家族のフィリピン家庭。全員が全員分のプレゼントをツリーの下に集めるため、数十個のプレゼントが山積みになっていることも。クリスマスプレゼントは25日になった午前0時のパーティーのときや、お正月に開けられるのが一般的です。

2. クリスマスディナーは25日の午前0時スタート!

クリスマスには、ハムやスパゲッティ、シチューやチキンなどの美味しいパーティーフードも欠かせません。しかしこれらの豪華なお料理、実は25日になった午前0時頃にいただくためのお料理なんです。寝ている子どもたちもメリークリスマスの呼び声で起こされ、おじいちゃんおばあちゃんもリビングに大集合。みんなで深夜のパーティーを楽しみ、終了すればベッドへと戻ります。

12/25の真夜中のクリスマスディナーの様子

3. カウントダウン中は騒音出し放題

フィリピンでは年越しの5~10分前くらいからとにかく音をだします。車のクラクションを鳴らし続ける、鍋をお玉でたたく、コインを入れた空き缶を振る、街中の露店で売られている音がでるラッパを鳴らす、爆竹や花火を打ち上げる、大声で叫ぶ、などなど、いろいろな方法で騒音を出しながら新しい年を迎えます。これらは邪気や悪霊、不運など悪いものを追い払うためと言われています。日本では大晦日の風物詩である除夜の鐘の音も、地域住民からの苦情により自粛する寺院や地区も多くなってきたそうですが、フィリピンでは都市部でも田舎でも音を出すことが当たり前のため、この日ばかりは静かな夜を過ごすことはできません(笑)。

4. お正月は鶏肉禁止

いつもは一番メジャーなおかずとなるチキンですが、食に困る、不運を招くなどの理由から家庭によっては鶏肉を避けることもよくあります。

5. 年末年始は12種類(または13種類)の丸型フルーツを用意

丸型はコインやお金を象徴し、「いつも(毎月)お金が入ってきますように」という願いのため、丸い形のフルーツを用意します。りんごやみかん、スイカ、梨などに加え、日本では見たこともないフィリピンならではの珍しいフルーツや、これは丸型といってよいのか?と思われるパイナップルやマンゴーも含まれることもあります。

6. お正月は赤い服を着る

フィリピンでは幸福や幸運を象徴する色。そのためお正月には赤い服を着ている人が多くなります。また、水玉模様の服も、水玉がコイン(=金運アップ)を連想させるため、お正月には人気の服となります。

7. 元旦の過ごし方がその年に反映される!

その年の最初の日である1月1日。フィリピンではこの日に起こったことがその年中起こる、と考える文化もあります。お金を消費しない(元旦に消費すると1年中出費が重なる年となるため)、お財布にお金をたくさんいれておく(その年中お金がたくさんある状態になるように)、家を空にせず、なるべく自宅で過ごす(1年中人が集まらない寂しい家にならないように)など、なるべくより良い状態で過ごすよう意識している人たちもいます。

以上、フィリピンならではの12月の習慣でした。

◆◆◆◆◆◆

今日のフィリピン セブの最新アウトソーシング・オフショア案件ご紹介

セブのITアウトソーシングセンターではどんなことをやっているのだろう、こんなこともアウトソースできるのかな、などといった疑問にお答えするため、セブのオフショアセンターで行っている案件を紹介します。

WEB記事のコーディング代行

お客様よりいただいたWordの原稿記事を、独自のCMSを使用してWEBに掲載するためのコーディング代行作業を実施しています。原稿記事内の画像はリサイズまで実施し、所定の場所にアップロードします。コーディング後は日本人マネージャーによるコンテンツチェックを通過後、記事のWEB公開作業まで請け負っています。

ブログや製品紹介、インフォメーション記事などのコーディング、日本語コンテンツの英語翻訳(もしくは英日翻訳)など、お気軽にお問い合わせください。

(Emi)