フィリピンの気候

セブITアウトソーシングセンターでは雨季になり少し涼しくなりましたが、皆さんはフィリピンの気候についてどのように思われているでしょうか。

熱帯地方に属するフィリピンは暑い国として日本ではイメージが定着しています。フィリピンは熱帯地方なので、一年中変わらない気温・ジャングルなどといったイメージ通りの地域です。日本のようにはっきりとした四季はないですが、フィリピンにも少なからず季節は存在します。

フィリピンの季節は大きく分けると乾季と雨季です。場所により微妙に時期のずれや平均気温や湿度が異なります。その中でも観光地として有名なセブ島を例として紹介します。

セブ島の乾季は熱中症や日焼けに注意

セブ島には乾季と雨季の2つの季節があります。

ざっくりですが乾季の時期は2月~5月です。降水量が減り体感温度が雨季に比べるとやや熱いです。雨は全く降らなくなり、日差しがきつくなります。風もほとんど感じることもないです。ビーチに行く際は熱中症や日焼けに注意が必要です。日焼け対策を怠るとひどい場合は火傷の様に炎症してしまうため、日焼け止めを塗る必要があります。

雨季の時期は6月~1月です。日本の梅雨の様に一日中雨が降るわけではなく、短い時間にたくさんの雨が降ります。すぐに雨が止むため現地の人は屋根のある場所で雨宿りをしたりします。観光する際は折り畳み傘を持ち運ぶといいでしょう。

実際に日本とフィリピン(セブ島)を比べた場合の気温ですが、日本(東京)の夏は7月から9月のうち、暑い日は最高気温36.5度、湿度74%です。セブ島の一年の最高平均気温は31度、最低気温は22度、湿度は70%前後なので、実は過ごしやすかったりします。

セブ島は実は過ごしやすい

体感でもセブ島は思ったより暑くはありません。一年の気温はほとんど変わらず、最高気温は30度前後。風も感じることができますし、日本の一部の地域のように40度を超えることはありませんし、数字ではわかりにくいですがじめじめしているわけでもありません。さすがに乾季は暑いですが、日陰に入ればそこまで熱くありません。日本の夏では朝夜関係なくじめじめとして暑いです。

なぜ緯度の高い日本の方が暑く感じるのかはわかりません。アスファルトの反射熱による体感温度上昇については、東京もセブもアスファルトで道が舗装されていますし、東京の方が若干セブ島よりも湿度が高いとはいえ、どちらも湿度は高い地域であることに変わりはありません。

服装についてですが、どの時期でも「半袖、短パン」などの軽装で問題ありませんが、ショッピングモールや語学学校やレストランなどの一部はクーラーの設定温度が低く、効き過ぎている場合があるため何か羽織るものを持ち込んだ方が安全です。

台風についてですが、フィリピン近海で発生します。しかし、フィリピン中部のセブ島に上陸することは稀で、影響があるのはフィリピン北部のマニラなどのルソン島だけであるため、日常生活にはほとんど影響はありません。風がやや強くなり、普段は一時間で止む雨も長く降るようになる程度です。時期的には9月から11月ですが、影響が無いとはいえ、台風シーズンにフィリピンに旅行する場合は航空会社の運航状況を確認したほうが賢明です。

これらの理由から、意外な避暑地の候補としてあえてセブ島に観光するのも悪くはないかと思います。

(kondo)