フィリピンのクリスマスは9月から始まる!
フィリピンでは、クリスマスのお飾りや、クリスマスツリーの販売などが、9月から始まります。また、この頃からテレビや、街中にクリスマスまであとxxx日という表示が並びます。
クリスマスまでの期間が重要
フィリピン人にとっては、クリスマスまでの準備がとても重要なようで、12月16日から夜の礼拝というフィリピン独自のミサが始まり、24日までの9日間早朝3時から5時まで行われます。
このミサに毎日休まずに通うと願いが叶うといわれ、熱心なキリスト教徒は朝早く起きて、このミサに参加します。クリスマスまでの間に、心身共に清い状態にするという意味もあるようです。
フィリピン人はクリスマスのために1年間働く
日本ではクリスマスといえば、恋人や家族とゆったり過ごすというイメージが強いと思いますが、フィリピン人はクリスマスのために1年間働くといっても、過言ではありません。
GDPの約10%が海外出稼ぎ労働者からの仕送りで成り立っているこの国は、家族に1人は海外に出稼ぎに行っていると言っても言い過ぎではありません。
そのため、都市部に出稼ぎしている人も多く、クリスマスの時期になると海外や都市から帰省し、家族みんなで、同窓会のような感じで集まり、盛大にお祝いをします。ゲームをしたり、プレゼント交換をしたり、ダンスにカラオケと、まるで学校の文化祭を家で実施しているような感じです。
フィリピンの花火といえば12月!
日本では、花火といえば夏を思い浮かべますが、フィリピンでは花火はクリスマス、ニューイヤーに行われます。ちょうど24日から25日に切り替わる夜中の12時になった瞬間にフィリピン全土で一斉に花火が上がります。
花火は手に持つようなちょっとしたものではなく、打ち上げ花火や、巨大な爆竹等が町中で一斉に行われるので、会話もままなりません(笑)
日頃の生活で節約してまで、この日のために花火を用意する人もいるようで、そのためのお金は惜しまないそうです。
以前私の知り合いがクリスマス用の花火を購入するときに一緒に行ってみたことがあるのですが、購入する量がとんでもないです。ロケット花火100本、爆竹30メートルというような感じで大量に購入します。(まるで戦争にでも行くような 笑)
フィリピンのクリスマスはイエス・キリストの誕生日の12月25日を祝うという宗教的意味合いと同時に「家族の絆」を深めるためにも重要なイベントという位置づけのようです。(または花火お披露目デー?)
(Sato)