ラボ契約とは?
ラボ契約とはオフショア開発における契約形態の一つであり、お客様の専属開発チームを社内で構成し、一定期間の契約により同じ固定メンバーでの作業員の確保をすることができる業務形体です。
受託開発のように、毎回工数を算出し、その都度エンジニアを従事させるのではなく、お客様の社内に研究室を設ける感覚で、お客様のニーズに合わせた開発/保守等の作業を継続して行います。
一般的なラボ契約の場合、日本からノウハウを有したマネージャが現地に渡航し駐在する、もしくはブリッジ役のエンジニアやプロジェクトマネージャが日本と現地との往復を繰り返す必要がありますが、
セブITアウトソーシングセンターの場合は、現地在住のプロジェクトマネージャ・ディレクターがお客様とのコミュニケーション役として直接プロジェクトを進めますので、お客様のご担当者様は現地に渡航する必要がありません。
日本国内にいながら、かつ他の業務も進めながら、一方でオフショア委託プロジェクトが進んでいる、という体制で進めていただくことができます。
どういった業務・状況に向いているか?
- 継続した定期的な保守、コンテンツの変更、システムのアップグレード等が見込まれる案件
- 運用保守などの作業をアウトソーシング化し、社内の技術者を他の案件等に効率的にアサインしたい
- 自社のチームリーダー等の学習もかねて小規模な案件チームをアウトソーシングとして構成し、グローバルなエンジニアを育てたい
- 長期的な計画で、いろいろ試しながらノウハウを貯め、最終的な機能等を固めていきたい案件
- 定期的に案件があり、自社専用に価格が安く、かつ優秀な人材を確保したい
- 今後フィリピンに海外拠点を持ちたいと考えているが、フィリピン人はどういった業務ができるのか等の特性を知るために、一定期間トライアルをしてみたい
- まだ最終決定はしていないものの、可能性としてすぐにでも試してみたいが、あまり費用や時間をかけずにクイック&スモールスタートしたい案件
- 制作だけではなく、他の作業も実施してもらいたいが、実際に開発を開始しなければ見えてこない部分があるため、工数を事前に計算しての受託開発ではカバーできない
ラボ契約活用事例
自社CMSを利用した海外も含めたグループ企業サイトのデザインの統一/リニューアル
お客様側の自社CMSを使用しての日本国内、海外拠点を含めた膨大な企業サイトのデザインの統一、コンテンツのリニューアルの実施、CMSの機能、使い方、お客様側のコーディングルール等のノウハウを段階的にためていき、現在では制作のコアチームとしての役割を果たしています。
HTMLページの制作だけではなく、CMS新機能のテスト、サイト構造のチェック、素材画像の作成のお手伝いなど、セブITアウトソーシングセンターでは多岐にわたるITアウトソーシングを実施させていただいております。
また、スカイプ等のツールを利用することにより、リアルタイムでお客様側から直接、現地日本人ブリッジに同じ職場の異なる部署にいる感覚での作業指示等を可能としています。
(Sato)