1988年ごろ、米ゼロックス社パロアルト研究所のマーク・ワイザーが提唱した「ユビキタス・コンピューティング」という概念が日本に伝播して、IT業界で多用された言葉。ラテン語の「Ubique」はあまねくという意味。日常生活にコンピューターが溶け込み、いつでもどこでもネットワークを介して繋がることができる状態を指す。
日本製OSのTRONで知られる東京大学の坂村健は「どこでもコンピューター」という言葉を提唱していたが、これが後にユビキタスという言葉を受け入れる下敷きとなった。